2015年にパリで購入し、暗所で保管しておりました。世界限定650本でシリアルナンバー入りです。撮影のためにラケットカバーから取り出しました。下記発売時の記事です。今回、日本に上陸する「ＬＴ１２」は、木材とグラファイトの組み合わせで誕生したハイブリッドラケット。今年１月のパリ・メンズ・コレクション期間にファッション界で発表された。　素材には航空宇宙産業用のハイモジュラスグラファイトと、３種類の木材を使用。相反する性質を持つ素材同士なだけに研究には３年を費したが、それぞれがデザイン性を保ちながらも、ラケットとしての機能性を高める役割を果たしている。　クルミ材はラケット内部の剛性を確保し、ストリングの振動を軽減させる。フレームの核となるバルサ材は、内周に使用されているライム材と衝突させることで、構造全体の振動を緩和している。そしてグラファイトファイバーは、「ＬＴ１２」製造に特化した技術を用いて編まれた素材で、木材には樹脂で接着。ラケットにグラファイトを使用することで、コントロールや球速の向上を実現している。また、特殊合金により、この新しいラケットに、安定性、強度、スピード、そして正確さが加わっている。　個々のラケットは、はじめの工程から最後まで、アルベールビルに本拠を置くフランス人の職人が５時間かけて仕上げている。１本１０万円（税別）とテニスラケットとしては“プレミアム”価格だが、全世界６５０番までのシリアル番号入りでの限定製造のため思いのほかライバルは多いかもしれない。錦織錦織圭大坂なおみジョコビッチフェデラー ナダルテニスラケットバボラヨネックステニスLacoste全仏オープンFrench openアルカラス