カラー···ベージュ 約13.5cm×約8cm ※袱紗は付属しません。 薄びわ色に染み貫入のむらが広がり、たっぷりとした見込みに柔らかな鏡。いわゆる追熊川・後熊川手と思われます。この器は使い始めの際、あまりにも長い間使われず置かれてあったためか、滲みにとても苦労した覚えがあります。あるいは前所有者がもしかすると総洗いをして色付けされようとしたのかもしれません。とにかく、可哀想でならなかった。器の表面の穴という穴から茶渋が染み出て、まるで器が泣いているかのようでした。何度も何度も涙が流れては拭き、丁寧に水洗いをしてお茶を点て、涙が流れてはまた拭きを繰り返し、ようやく茶渋の涙が止みました。そうして時間をかけてゆっくりと仕上がっているのが今の様子です。 使い始めにはぬるま湯によく馴染ませて、汚れがないことを確認してから、ご使用になって下さい。この子に関しては、茶渋の汚れが出る可能性があることをご承知おきいただいた上で、お買い上げ下さいますようよろしくお願い致します。お付き合いにご苦労をおかけするかもしれませんが、なおそれでも愛されて、本来の姿をとりもどす時間をお楽しみくださいましたら幸いに存じます。 お買い上げに際しては、上の点についてご確認いただいたものとご承知おきくださいませ。特別・里親価格にてお譲り致します。 どうぞよろしくお願い致します。(*・ω・)*_ _)ペコリ