裏千家11世玄々斎宗室御好み 工場 13代大西清右衛門(浄長)造『常盤釜』(共箱)

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本歌は10代大西清右衛門浄寿作(文化5年~明治8年)で、裏千家11世玄々斎宗室(文化7年~明治10年)の御好みで制作されました。 こちらはその写しで裏千家13世圓能斎宗室が13代大西浄長に制作させたものです。釜の胴に『今日庵』『花押(圓能斎)』の字形がございます。本歌同様に鐶付は松毬(まつかさ)、蓋は唐銅松葉摘みが添っています。*本歌には共蓋がありますがこちらはございません。 作は箱書より浄長が隠居するまえの清右衛門時代ですので、制作されてから100年以上経過しております。湯を沸かした際の煮え音も良く、釜肌も良い状態に育っております。 箱は共箱になっており蓋表に『常盤形釜 釜師清右衛門』として印が捺してあります。 釜の内部の状態も良好です。水漏れも一切ございませんのでご安心ください。 胴径21.3㎝(鐶付は含まず) 口径9.8㎝*口径(内径)9.0㎝ 高さ17.9㎝(蓋は含まず)  ▢大西浄長(おおにしじょうちょう) 慶応2年(1866)~昭和18(1943) 千家十職(釜師)。大西家13代。浄典の長男。名~清右衛門。茶道衰退の時代に家業を継ぎ、苦しい時代を過ごしたが、明治後半には茶道の興隆に力を傾けた。橋本関雪や山元春挙の下絵を鋳込んだ釜など、日本画家との合作も多く残している。謹厳実直な性格を映して、釜作も生真面目さが表れている。 【参考文献】 落款花押大辞典 淡交社 裏千家歴代好物集 淡交社 #自分だけの茶道具を持ってみませんか #茶の湯釜 #釜 #常盤釜 #侘び #釜師 #茶道具 #千家十職 #大西清右衛門 #鉄 #松毬 #松笠 #鐶付 #風炉 #炉 #三千家 #表千家 #武者小路千家 #裏千家 #お好み #御好 #茶器 #薄茶 #茶道 #濃茶 #茶器 #好み物 #古美術 #茶室 #茶会 #京都 #鋳物 #三条 #釜座 #茶の湯 #美 #アート

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