オランダ出身の写真家エド・ヴァン・デル・エルスケン(1925-1990)の幻の写真集"Jazz"が復刊。1956年刊の写真集"Love on the Left Bank"で世界的に有名になったエルスケン。本書は1958年刊の"Bagara"に次ぐ3冊目の写真集です。彼のキャリアと写真スタイルはウィリアム・クラインとよく比較されます。"Jazz"もブレ・アレ・ボケを多用したモノクロ写真、グラフィカルなレイアウトを駆使して制作されています。 現在ではジャズ・ミュージシャンのアドリブ・ソロのようなイメージの見せ方だと非常に高く評価されています。1959年刊の小さくコンパクトなオリジナル版は極めて入手困難なレアブックのうちの1冊です。当時はロック誕生前夜、ジャズは最も若者の心を掴んだポピュラー音楽でした。ジャズに魅了されたエルスケンは、1955年から1961年まで主に有名なコンサートホールの アムステルダム・コンセルトヘボウで開催されたジャズ・コンサートを撮影。チェット・ベイカー、セロニアス・モンク、アート・ブレイキー、エラ・フィッツジェラルドなど当時しのジャズ・ジャイアンツはほとんど出演しています。彼は単にミュージシャンのポートレートや演奏をドキュメントしたのではなく、50年代の熱いジャズ・シーンの雰囲気そのものをとらえています。
今ではウィリアム・クラクストン、デニス・ストックと並んでジャズ・パフォーマンスのエッセンスの撮影に最も成功した写真家の一人といわれています。 
モノクロ約109点が収録。
ハードカバー: 79ページ出版社: Steidl言語: オランダ語サイズ: 17.3 x 1.5 x 18.3 cm＊写真に手書きのミュージシャンの名前がありますが、こちらはサンプルとしてアップしております。実際に出品しているものは、手書きのものはありません。
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（2020年 5月 17日 13時 49分 追加）

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